麻雀が強くなるお話 その19

投稿者:望月 雅継   [ 2014/11/26 15:48 ]

みなさんこんにちは。望月です。
最近は更新スピードと頻度が遅くなってしまってスミマセン…。

体調の事もちょっとありますが、最近少し自由になる時間が少なすぎて…PCに向かう事が極端に少なくなってしまいました。

読者の皆さんと、編集部の皆さんには大変ご迷惑をお掛けしておりますが…なるべく早く通常のペースに戻すように頑張って書きますので、皆さんしばらくの間お待ちくださいね!


それでは早速本題に入りたいと思います。

前回告知した内容は、『字牌の切り出される意味と切り順の意味』について考えてみたいという事でしたね。

それじゃ今回も順を追って考えていきたいと思います。

字牌の切り出される意味についてですが、恐らくご覧になっているみなさんは、

「そんなの簡単だよ~!」

って思ってる方がほとんどじゃないですかね。
こちらのコラムでも、字牌を切るのは“いらないから切る”ってお話をずっとしてきましたからね。

しかし、字牌の切り出される意味というのはいろいろなパターンがあるのですよ。
それぞれを書き出してみましょう。

・いらないから切る
・切るべきタイミングになったので切る
・相手が切ったので合わせて切る
・切りたくなかったが、他に切る牌がないので切る
・切らない牌が他に出来たので切る


それでは順に考えていきたいと思います。

まずは上の二つです。
【いらないから切る】というのと、【切るべきタイミングになったので切る】という二つの理由は、自分の手牌進行の都合上のお話ですよね。

【いらないから切る】というのは、手牌進行上に字牌を使ってのメンツ構成の構想が無いため、自分にとっていらない字牌から切るという事になります。

【切るべきタイミングになったので切る】というのは少しニュアンスが違います。
自分の手牌構成上、字牌を組み込んでアガリに向かう公算もあったが、他に有効な形や牌が自分の手中に出来たので、自然なタイミングで切り出していくという事です。

この場合は、手中に残されている牌や形によって切り出しの順番が変わってきます。

例えば、コーツ系の手やチャンタ系の手、それからドラが二枚以上ある牌姿の場合は、客風牌と役牌の関係は、役牌>客風牌となりますよね。

しかし、平和系の手で雀頭がない場合、客風牌と役牌の関係は、客風牌>役牌となるのです。なぜなら、上記のコーツ系の手やチャンタ系の手、それからドラが二枚以上ある牌姿の場合は、手役が増えた方が打点アップに繋がりますから、おのずと高打点が狙えたり、役が確定しやすい役牌の重要度が格段にアップし、客風牌は逆に不要牌として扱われるようになります。

しかし平和系の手の場合は、三枚揃って役となる役牌より、二枚で雀頭として使用できる客風牌の方が使い勝手が良いということになるのです。

つまり、手中が平和系の手と、それ以外の手では、字牌の切り出しの順番がまるで違うという事に気が付くのです。

これは、中盤から終盤に掛けての字牌のトイツ落としに対しても応用が効きます。
中盤から終盤に掛けての字牌の対子落としがあった場合、その字牌が客風牌だった場合は平和系、タンピン移行が考えられ、役牌のトイツ落としがあった場合は、他の役牌の存在やコーツ系の手役の可能性、またはドラを含んだタンヤオ移行などが考えられるという事なのです。


上記のように、字牌の切り出しが手牌構成のヒントになるケースが多いのです。
すごく細かい部分に気が回るか?ということや、どの段階で気が付くか?ということが重要なのですが、そういった判断基準の方法もあるんだということを頭に置いておくといいかもしれません。

詳細については次回以降に記すことにしまして…


次に、【相手が切ったので合わせて切る】という部分に注目してみましょう。

相手が切ったから切るというと、非常に受け身な印象を持ちますよね。
相手の動向に合わせてアクションを起こすのですから、これは基本的にはディフェンシブな意味合いで間違いありません。

切られた同巡に切り出すわけですから、メリットも多くあります。

一番わかりやすいメリットは、ロンされることが無いという事です。
序盤とはいえ、打牌には常にロンされるリスクが生じています。ロンされないことが確定しているなら、まさに切り出すタイミングになっているという事が言えると思います。

また、ロンされないと同時に、ポンされる可能性も通常時よりも若干低いでしょうね。
相手が重なる前に切っておくことは、字牌処理においてはかなり重要なことですからね。

さらには、その字牌を二枚持っていて一枚目に鳴かないと判断した相手に対しても、瞬間的に判断を迫ることにもなるのです。

一枚目はスルーすると決めていても、瞬間的に二枚目が放たれると判断に迷います。
仕掛けない方がいいと判断したのに、二枚目だから鳴くというのはアクションに矛盾が生じるからです。もちろん二鳴きした方がいい場合も多々ありますが、仮に二鳴きされた場合でも、その相手が二鳴きする理由を考えることが出来るというのは、相手の手牌構成を想像する上においても大きなプラスになるからなんですね。


また、この【相手が切ったので合わせて切る】という判断には、全く逆の判断基準も存在するのです。

【相手が切ったが合わせて切らない】という選択ですね。
その牌が切った相手の安全牌になるということが一番の理由ですが、自分の手牌進行のスピードを悟られないといった理由もあります。また、相手が切った字牌に被せて、違う字牌をぶつけ、場の進行具合を計ることもあります。例えば、白を切った相手に対して、白を持っているのに中を切るといった場合です。このケースは、場の三元役に対しての物差しとして行う場合があります。自分がアガりたい手牌だった場合、場に放たれる字牌が多くなるほど局面が軽くなる事が多いからですね。少し難しい表現ですが。


文字数が多くなってしまったので今回はこの辺りで。
字牌の扱い方は非常に難しいので、時間を掛けてゆっくりと説明できればと思っています。
それじゃまた。望月でした~!


最終更新:2014年11月26日 15時48分

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コラム担当者
望月 雅継
望月 雅継
(もちづき まさつぐ)
誕生日 1976/09/13
所属 日本プロ麻雀連盟 14期生
段位 六段
Web http://ameblo.jp/lookuphamamatsu/
■活動

日本プロ麻雀連盟14期生としてプロ試験を合格し、日本プロ麻雀連盟所属のプロとなる。尾張の雄『古川孝次』の勧めで、東京で行われる『鳳凰位戦』に参戦。同団体の静岡支部を立ち上げ、リーグ戦や麻雀教室、ブログなどの活動を手掛け、テレビ対局や麻雀格闘倶楽部に出演しプロアマ問わず多くのファンを持つ。静岡県浜松市に『Lookup』という自身の麻雀荘の経営を営む。現在、毎月若手プロやアマチュア向けの講義『望の会』を同店で行い麻雀普及に努めている。

■経歴

優勝昇級を4度決め鳳凰位決定戦へ。
魅せる麻雀を掲げ最年少で鳳凰位獲得。
第5回 日本オープン、第17期麻雀最強戦決勝進出。
第1回、6回静岡リーグを優勝し、第1回から6回までの連続決勝進出は圧巻。

■雀風

門前超攻撃手役重視型。

■タイトル

第23期 鳳凰位
第1期麻雀格闘倶楽部「雲蒸龍変 夏の陣」優勝
第1回、6回静岡リーグ優勝

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