麻雀が強くなるお話 その22

投稿者:望月 雅継   [ 2015/03/11 14:29 ]

皆さんこんにちは。望月です。
今回もしばらく間が空いてしまいました…。本当に申し訳ありません。

私のスケジュールって、実は上半期より下半期の方がかなり忙しいのです。
リーグ戦やタイトル戦の予定が目白押しってこともあるけれど、ここ数年は夕刊フジ杯の解説をやらせていただいているって事が大きいかな。

通常の解説だけだったらそれほどじゃないのでしょうが、実は私が担当している西日本ブロック名古屋リーグでは、対局終了後にプレイバックっていうのを行っているんです。

それは、前節の戦いを振り返って、気になったところや好プレー、また修正したほうがいい部分を探して牌譜に起こし、それを使って色々な勉強をするって感じの放送なんですよ。

そのための準備がかなり大変!
タイムシフトや動画を使って対局を全て見直して、気になった部分をチェックし、さらには牌譜チェックや仕掛けの有無、打牌選択が変わった場合の結果の変化などを検証した上で、当日の放送内容を決めるって流れなんですね~。

手伝ってくれている岡本プロがいるから出来る内容なんですが、それでも楽しみにしてくださっている方がいらっしゃる限りは続けていかなくてはって思いながらいつも準備しています。
そのためにこのコラムが遅れてしまうわけではないのですが…ご理解いただけたらなって思って書いてみました。これからもご視聴よろしくお願いします。


さて、前回の続きをお話しようかな。
前回は数字やデータ、戦術に頼りすぎるのは良くない場合もありますよっていうお話でした。

今回はルールについての打ち方の違いについてお話したいと思います。


私が普段の対局で戦うルールは、一発、裏ドラがない、日本プロ麻雀連盟のAルールです。
しかし、自分のお店ではごく一般的な、一発・裏ドラ・赤ドラがあるルールを採用しています。

競技麻雀においては一発・裏ドラがない場合が多く、自分のお店やゲスト、麻雀格闘倶楽部やロン2などでは一発・裏ドラがあるルールでの対局が多くなっています。


そんな中、私はルールの違いにどのように対応して麻雀を打っているかといいますと…


私の麻雀は、一発・裏ドラありの麻雀と、一発・裏ドラなしの麻雀との違いはほとんどないと言ってもいいでしょう。


「えっ、そんな打ち方で大丈夫なの?」


と、心配される方もいるかもしれませんよね。
でもね、心配ご無用!大丈夫なのです。

お店やゲスト等で打つ、一発・裏ドラありの麻雀を、Aルールベースで打つように心がけているからなのです。

一発・裏ドラがあったとしても、無いものだと思って手牌進行する。
リーチを掛けるタイミングも、Aルールで掛けるべきリーチを掛ける。

こうやって心がけておけば、ルールが変わったくらいで基本的な打ち筋が変わることがないですからね~。


でもでも、ちょっと待って?
そういった打ち方じゃ不利なんじゃないの?

そう思われる方もいるでしょうね。
でもね、それでいいんです。

お店やゲスト等で打つ麻雀は、自分を磨く場所でもありますから、少しくらいの足かせをつけて勝ちきらないと意味がないですからね。

実際に戦うA1の選手達の強さはハンパないです。
自分の想像よりも遥かに早いテンパイスピードと、遥かに高い打点を兼ね揃えているのですから、普段から厳しい状態に追い込んでトレーニングをすることが大切だと私は考えているのです。


ルールに関しては、普段からあまり気にしないで対局している私ですが、実は対局をするにあたってかなり重要だと捉えている事柄があります。

言葉にすると少し難しいかもですが…簡単にいうと大会や対局のシステムの部分にはかなり気を使って対局しているのですよ。


それは、同じAルールでも、リーグ戦なのか、トーナメントなのか?
リーグ戦でも、半荘20回なのか?40回なのか?
プラスで終えればいいのか?降級しなければいいのか?上位○%に入らなければならないのか?

トーナメントでも、全体の○%に入らなければならないのか?同卓二人勝ち上がりなのか?


こういった部分は大会のシステムでしょうね。


また、順位点の比重にも気を使います。
プロ連盟の順位点は12Pの加減方式を採用しています。このルールなら順位はそれほど関係なく、30000点を持っていればプラスになりますし、下回ればマイナスになるといったルールですから、比重は素点にあるということになりますよね。

しかし、例えば最強戦やプロ協会さんのルールはトップにはオカ・ウマを合わせて50Pもの順位点が入るわけです。このルールにおいてはトップを取る事に対しての比重がものすごく大きくなるわけです。極端な例では、この牌が通ればトップ、放銃すれば3着なんて勝負もとても大切な勝負局面になるというわけです。つまり、平均着順や連対率よりもトップ率が重要になるのですね。


また、天鳳ルールも特殊ですよね。
ラスを引くことが大きなマイナスになるのですから、トップ率や素点よりも、ラスを引かないことが重要になってくるのですよね。ということは、加点をすることよりも失点をしないような打ち方を求められるということです。プロ連盟Aルールや最強戦ルールよりも、連対率や平均着順の重要度がかなり大きくなるということですね。その中で最重要となるのがラス率ということになります。


つまり何が言いたいかというと、麻雀のルールそのものにはそれほどの違いはないが、重要視される事柄の違いによって、打ち方や姿勢が異なるということなんですね。


私は正直、順位率が悪いと自覚しています。
でも、それでもいいと思って対局していることも事実です。

私が戦う土俵はAルールが主戦場。
それなら、普段から素点を稼ぐためのトレーニングを積まなければならないですからね。


もちろん競り合いも重要ですが…。


この辺りの話については、次回以降に詳しくお話したいと思います。
それじゃまた。望月でした~!


最終更新:2015年3月11日 14時31分

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コラム担当者
望月 雅継
望月 雅継
(もちづき まさつぐ)
誕生日 1976/09/13
所属 日本プロ麻雀連盟 14期生
段位 六段
Web http://ameblo.jp/lookuphamamatsu/
■活動

日本プロ麻雀連盟14期生としてプロ試験を合格し、日本プロ麻雀連盟所属のプロとなる。尾張の雄『古川孝次』の勧めで、東京で行われる『鳳凰位戦』に参戦。同団体の静岡支部を立ち上げ、リーグ戦や麻雀教室、ブログなどの活動を手掛け、テレビ対局や麻雀格闘倶楽部に出演しプロアマ問わず多くのファンを持つ。静岡県浜松市に『Lookup』という自身の麻雀荘の経営を営む。現在、毎月若手プロやアマチュア向けの講義『望の会』を同店で行い麻雀普及に努めている。

■経歴

優勝昇級を4度決め鳳凰位決定戦へ。
魅せる麻雀を掲げ最年少で鳳凰位獲得。
第5回 日本オープン、第17期麻雀最強戦決勝進出。
第1回、6回静岡リーグを優勝し、第1回から6回までの連続決勝進出は圧巻。

■雀風

門前超攻撃手役重視型。

■タイトル

第23期 鳳凰位
第1期麻雀格闘倶楽部「雲蒸龍変 夏の陣」優勝
第1回、6回静岡リーグ優勝

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